20211016
.
「Muggle」
ハリーポッターに出てくる
非魔法使いの両親のもとに生まれた
魔法使いを指す言葉。
映画公開当初から
親近感のあるワードで脳に焼き付いている。
大好きな岩井俊二監督の作品
スワロウテイルに出てくる
アゲハのような感覚。
「自分の誕生日も知らない
国籍もない
そして名前もない
生まれた街は私によそよそしくて
肌寒くて
どこかいやな匂いだった」
スワロウテイルの単行本を購入し、
Iページ目を開いたところのこの文章に心を奪われる。
勝手に関連づけて楽しんでいる自分がいる。
たぶん、共感する人はいるんじゃないかな。
・
孤独を感じやすい。
自分の世界にどっぷり浸かる癖が
気づいたらついていた。
嫌いではなかった。
過去も今も。
・
絵を描くことは
自分を癒す唯一の手段だった。
他者もしくは自分が発する言葉ほど
宛にならないものはなくて
でも絵は自由だった。
ただそこにあるだけで良かった。
わたしもいつかそんなものを創りたい、
いつしかそう想うようになった。
・
答えは歌や絵や文字の中に隠れているのかな。
・
わたしの絵は
孤独や不安からできていて
不思議なくらいに
色とりどりだ。
・
ラビントラナート・タゴールの書籍「迷い鳥たち」
の中で大好きな言葉がある。
The world has kissed my soul with its pain,
asking for its return in songs.
「世界はそれがもつ苦痛で
わたしの魂にくちづけし
その返礼を歌にするように求めた」
わたしはきっと絵で返礼する人なんだと思う。
・
共に成長できるような
そばで寄り添えるような
そんな絵を描き続けようと思う。
願いがあるとすれば
寄り添っていて欲しい。
-
・
ページを作成するにあたって
サポートしてくれた方々へ。
Special thanks✨